ウランバートルで開催されたUNISDR主催のAMCDRR(アジア防災閣僚会議)2018に事務局と会員3社が参加しました。

2018年07月24日 News

7月3日~6日にモンゴル・ウランバートルにて、AMCDRR(Asian Ministerial Conference on Disaster Risk Reduction / アジア防災閣僚会議)が開催されました。ハルトマーギーン・バトトルガモンゴル大統領及び水鳥真美防災担当国連事務次長補兼事務総長特別代表が出席して開会式が行われ、会議には50以上の国、1,500以上の団体から3,500人以上の参加がありました。日本政府からは、あかま二郎内閣府副大臣が代表で参加しています。
 
AMCDRRは仙台防災枠組の実施推進を目的として、2年に1度開催されているアジア地域の防災国際会議で、今回のAMCDRRは2015年にWCDRR(世界防災会議)で「仙台防災枠組」が採択されてから、2016年のニューデリー開催に次いで2度目のAMCDRRとなりました。AMCDRRにはアジア地域の政府代表だけではなく、学術界、NGO、市民団体などのほか、民間企業も多く参加します。日本の防災技術・商品の玄関であるJBPは、会員企業とともに会議に参加して、アジア地域の各国から集まった防災関係者に日本の防災技術の発信を行いました。

日本の皇居前広場に相当する国会議事堂前のスフバートル広場には、50の展示ブースとステージからなる展示会場が設営され、JBPと会員の株式会社チャレンジがブース出展を行いました。
ブースにはアジア地域から参加の多くの要人も訪れましたが、今年4月4日に東京でトルコ副首相とともにJBPとの会合に参加したAFAD長官らもJBPブースを訪れ、偶然の再会を喜びました。その他にも、昨年カンクンで開催された会議等で顔見知りの防災関係者とのブース等での再会が多くあり、JBPや日本の防災技術についてより深く知ってもらえ、また関係を強めるよい機会となりました。





 
トルコ、AFAD長官のDr. Mehmet GÜLLÜOĞLU氏と
 

展示会場の一画に設けられたステージでは、イグナイトステージという15分間のプレゼンテーションが2日間にわたり9時から17時まで行われました。
JBP事務局は「防災に先手を打つが社会と経済を救う」というタイトルでJBPと会員企業が様々な活動を通じて仙台防災枠組の実施に貢献していることを紹介しました。
JBP会員では、西川智顧問、JICA、株式会社チャレンジ、国際航業株式会社もプレゼンテーションを行いました。
 
会議の最終日には、クロージングセレモニーでアジア地域での仙台防災枠組の実行を推進するためにウランバートル宣言が出され、また2年間の地域防災実行計画が発表されました。





 
会議の終了後には、年1回の国民的行事であるナーダムフェスティバルのミニ版を、モンゴル政府が参加者を慰労するために特別に催してくれました。ウランバートル市郊外の草原の中、モンゴルの伝統的な音楽や踊り、子供の競馬、モンゴル相撲等が披露されました。
 
クロージングセレモニーで発表されたUlaanbaatar DeclarationとAction Plan 2018-2020 は、こちらのAMCDRR2018公式サイトよりご確認いただけます。
https://www.unisdr.org/conference/2018/amcdrr




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一部写真提供:UNISDR
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