ハイブリッド雨水貯留システム

「ハイブリッド雨水貯留システム」は、雨水などの貯留施設や浸透貯留施設、流入時に夾雑物などを除去するフィルター、流出時の流出調整機能を組み合わせた高機能貯留システムです。
貯留施設、装置を組み合わせることによって、洪水時の浸水対策や水の貯留などに使用することができます。

近年、地球温暖化などによる気候変動の影響により、台風・ゲリラ豪雨など降水量の増加による浸水や、長期的な降雨不足による干ばつなど様々な災害が発生しています。また、各地で頻発する地震による貯留施設の損壊や、施設機能の低下などが問題となっており、これらの解決が望まれます。
耐震性を有した貯留施設と機能維持のためのフィルターや流出調整機能を組み合わせた貯留施設の高機能化により、対策を実施することができます。

❶ 貯留施設
貯留目的、貯留規模、貯留期間などによって様々な貯留施設を用います。貯留施設は単独で用いる場合もあります。



❷ フィルター
貯留施設の流入部に設置し、事前に夾雑物などを分離することで、貯留施設の機能維持が可能です。


❸ 浸透、排水
流出先施設や河川などへの排水量調整や、貯留施設外周に対する浸透など、流出調整機能の付与により貯留施設を高機能化することが可能です。