JBPの情報交換会は、防災分野の国際展開に取組んでいる省庁及び学術関係者が集い、取組み状況や今後の計画の最新情報を共有することを通じて、産官学が協力して防災の国際展開を進めて行くことを目的に年3回開催しています。
第2回情報交換会には14の省庁及び政府系機関が参加するとともに、東京大学地震研究所の堀宗朗先生と名古屋大学減災連携研究センターの西川智先生が参加されました。全部で約90名の参加者のうち、官・学からは33名の参加者がありました。
堀先生は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）レジリエントな防災・減災機能の強化のプログラムディレクター（PD）を務めていらっしゃいますが、これから始まる第2フェーズでは社会実装にフォーカスされるため、JBPの協力が是非必要であるというお話を20分にわたりされました。
JICAからは、9月28日に発生したインドネシア・スラウェシ島地震についての日本の支援方針について、現状で明らかになっている範囲でご報告がありました。
また、今回より環境省からも初めて参加があり、気候変動適応室から防災に関する取組の発表がありました。
その他、多くの省庁や機関から様々な豊富な情報が提供されたため、２時間の時間を超過してしまいました。
情報交換会の終了後は晩秋の集いが開催されましたが、ここでは官・民が交流を深める場としてだけではなく、官・官の間でも名刺交換が盛んにおこなわれ、日本の様々な産官学の関係者が連携する場として重要性を増しています。

参加省庁及び機関
① 内閣府 政策統括官(防災担当)
② 国土交通省 総合政策局海外プロジェクト推進課、水管理・国土保全局河川計画課
③ 総務省 国際戦略局 国際協力課
④ 外務省 国際協力局 地球規模課題総括課、欧州局 中・東欧課
⑤ 環境省 地球環境局 総務課 気候変動適応室
⑥ JICA 地球環境部、国内事業部 中小企業支援事業課 資料1
⑦ WB （世界銀行）
⑧ ADB（アジア開発銀行）
⑨ UNDP（国連開発計画）
⑩ JETRO（独立行政法人 日本貿易振興機構）
⑪ IDI （一般社団法人 国際建設技術協会）
⑫ JBIC （株式会社 国際協力銀行）
⑬ JICS（一般財団法人 日本国際協力システム）
⑭ JICT （㈱海外通信・放送・郵便事業支援機構)
⑮ 名古屋大学減災連携研究センター