ぼうさいこくたい2018でJBPセッション『SDGsの達成に国際防災ビジネスを通じて貢献しよう』を開催しました

2018年10月30日 News
10月14日(日)に内閣府主催のぼうさいこくたい2018のプログラムとして、JBPセッション『SDGsの達成に国際防災ビジネスを通じて貢献しよう』を開催しました。
今年のぼうさいこくたいは会場が東京ビッグサイトとその隣のそなエリア(東京臨海広域防災公園)で、JBPのセッションはそなエリアの会議室で行いました。
そなエリアの会議室は、映画『シン・ゴジラ』の対策本部のロケ地にもなった場所で、実際に有事の際には本物の災害対策本部が置かれる部屋です。
普段は一般に公開されていないので、貴重な機会となりました。

セッションのプログラムは下記の通りです。

●プログラム●
・基調講演 「SDGsにおける防災・減災とは?」JBP代表理事 西口 尚宏
・JBP会員企業の世界に羽ばたく防災技術を大紹介!
    ㈱エクセルシア / ㈱NTTデータ / ㈱技研製作所 / ㈱構造計画研究所 / ㈱チャレンジ
・外国出身の防災の専門家による、母国と日本の防災の取組についてのパネルディスカッション
 慶応義塾大学 ラジブ・ショウ先生
 アジア航測株式会社 ハス・バートル氏
 名古屋大学 レレイト・エマニュエル先生








国際社会全体で取り組む目標であるSDGs(持続可能な開発目標)には17のゴール(目標)がありますが、そのうち9ゴールに防災が関連しています。
また、防災に関する世界的目標である仙台防災枠組とSDGsはもちろん連携していて、
SDGsに定められているほかの目標と同様、防災の取組は世界的に重要な課題となっています。

仙台防災枠組ではPrivate sector(民間セクター)も重視されていて、その本文中にはPrivate sectorという言葉が33か所も登場します。

私たちは民間の立場から、防災を自分たちのビジネスとして推進することで、国際社会に持続可能な形で貢献することができます。

JBP会員企業の防災技術として、下記5社がそれぞれの商品・技術を紹介しました。
・株式会社 エクセルシア
 災害用トイレの技術をインフラの無い地域のトイレへ適用するための挑戦
 https://www.bosai-jp.org/ja/member/detail/21
・株式会社 NTTデータ
 https://www.bosai-jp.org/ja/member/detail/20
 L-アラート
・株式会社 技研製作所
 インプラント工法
 https://www.bosai-jp.org/ja/member/detail/3
 https://www.bosai-jp.org/ja/solution/detail/1
・株式会社 構造計画研究所
 地震ザブトン×VR
 https://www.bosai-jp.org/ja/member/detail/11
・株式会社 チャレンジ
 地震速報装置「EQG-Ⅲ」、学校用緊急通報システム「スクールガード」
 http://challengego.co.jp/

パネルディスカッションではインド出身のラジブ先生、内モンゴル自治区出身のハスバートル氏、ケニア出身のレレイト先生に登壇していただきましたが、
お三方とも日本在住歴がとても長く、防災分野でのご経験も豊富なため、様々な視点からお話しくださいました。
3名の登壇者の出身地が全く違う地域だったので、それぞれの国での日本の防災技術の展開の可能性についてもお聞きすることができ、今までにない切り口のパネルディスカッションとなりました。

参考:
ぼうさいこくたい2018 http://bosai-kokutai.jp/
来年のぼうさいこくたいは2019年10月19日(土)、20日(日)名古屋での開催が決まっているそうです。

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